東京都青梅市のJR青梅駅から徒歩5分ほどの場所にある常保寺。
臨済宗建長寺派のお寺さんで、毎年1月15日から2月15日の間は大変貴重な大涅槃図を特別公開していることでも有名です。
実は最近になってこの大涅槃図の中に猫が描かれているのが見つかったんだそう。
常保寺には猫地蔵もあるので、猫好きな人にとってはとても気になるお寺さんだと思います(^^)
そして御朱印にも猫・猫・猫!
もちろん猫以外の御朱印もあるのですが、猫でも妖猫だったりパンダもあったりと、見ているだけでほっこりできちゃうデザインが多いんです♪
常保寺では随時10種類の御朱印が用意されていて、無料のはさみ紙も40種類以上あるのでとても人気があるんですね。
また御朱印のデザインは季節限定のものもあるので、御朱印マニアの方は通ってしまう人もいるようです。
とても魅力的な御朱印ですが、常保寺では御朱印を描く和尚さんがお一人で全て対応されています。
普通のお寺さんですので、葬儀や法要などで留守をされていることもありますし、お寺のお仕事で御朱印を描けないこともあります。
事前に分かる範囲で御朱印をお休みする日をカレンダーにしてくれているので、御朱印をいただきたいという方は公式サイトで確認してみてくださいね。
ただし、急な用事で突然御朱印をお休みする日もあるので、あくまで目安と考えてください。
【常保寺へのアクセス】
〒198-0085 東京都青梅市滝ノ上町1316
JR青梅線「青梅駅」から徒歩約5分
公式サイト:http://jyouhoji.jiin.com/#top
常保寺は御朱印帳も猫!?お寺と猫の意外な繋がりとは?
常保寺は御朱印帳にも猫の絵柄が描かれています。
猫地蔵もあるとご紹介しましたが、なぜこんなに猫好きなお寺なんでしょうか?
そのヒントとなるのが御朱印帳の表紙にいるネズミです。
猫地蔵の足元にびっくりしているネズミがいますよね?
青梅市は江戸時代から織物が盛んなところだったんです。
養蚕が盛んだったため、カイコの天敵であるネズミを退治してくれる猫が大切にされて信仰されていたんだそうですよ。
ちなみに猫地蔵は最初から常保寺にあったわけではなく、昭和の中頃に住職のいないお寺の土地を処分する際に引き取ったものだそう。
背中に「南無妙法蓮華経」と彫られているそうなので、御朱印帳のモデルの猫はこの子なんですね♪
猫が苦手☆という方は、大涅槃図のデザインの御朱印帳も用意されていますが、こちらは通常より少々大き目のサイズとなっています。
日本は昔から稲作が中心で養蚕が盛んな地域も多かったことから、ネズミによる被害が多かったんでしょうね。
猫が大切にされたのはごく自然なことだったんでしょう。
常保寺は猫好きさんには是非とも押さえておいていただきたいお寺ですが、仏像や石像などもかなり見応えがあるので、仏教美術がお好きな方にはオススメですよ。
常保寺の御朱印十徳と十訓とは?令和御朱印騒動を考える
令和の改元に伴って、様々な神社仏閣でオリジナルの御朱印を頒布したところも多かったようですね。
明治神宮では実に御朱印町の列が10時間待ちとなったとニュースにもなりました。
また、浅草神社では予定していた数を上回る人が御朱印を求めて行列してしまったため対応に苦慮されたそうです。
一部の心無い参拝客が「こっちはお客さんだぞ!」と神社側に詰め寄る場面もあったとか…。
ここ数年、空前の御朱印ブームで御朱印巡りをする方が増えたのは喜ばしいことではありますが、集めることが目的と化してしまったり、珍しい御朱印を高値で転売する人まで出てしまったことはとても悲しいことです。
常保寺では御朱印十徳と御朱印十訓を掲示していますが、どの神社仏閣にも通ずるところがあるので、ここでご紹介したいと思います。
いかがでしょうか?
個人的には「いただいた御朱印は大切にし、くれぐれも転売しないこと」というのをプラスさせていただきたいですね!
神社やお寺を巡ることより、御朱印をいただくことが優先されるというのは、本来の目的からズレてしまっているということが浸透すると嬉しいです。
また、御朱印の書き手の方も本来のお仕事は別にあるので、その合間を使って書いてくださっているわけですから、いただけないことがあっても文句を言うのは筋違いです。
もし御朱印をいただけなかったら、その神社やお寺にもう一度来るよう神様や仏様に言われているんだと思うといいんじゃないでしょうか?
私は三回目にして、やっと御朱印をいただけた神社がありますが、通っただけに書いていただいた時はすごく嬉しかったものです(^^)
神社仏閣は自分自身を浄化したい!という目的で参拝する人も多いですから、お互いが気持ちよく過ごせるといいですね♪
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