小さい頃から大切にしていたぬいぐるみや人形、毎年飾ってきたひな人形…。
できればずっととっておきたい物ではありますが、長い年月と共に劣化してしまったり押し入れに仕舞いっぱなしにしてしまっていませんか?
捨ててしまうことは簡単なようで愛着がある分、普通にゴミに出してしまうには気が引ける。
そうかと言って、このまま残しておいても後の世代の人には絶対にいらない物。
残された人も「いらないけど捨てられない、故人の愛着ある物を捨てたらバチが当たりそう」と困惑してしまいますね。
特に人形などには持ち主の念が入ると言われているので、迂闊に捨てるのはちょっと怖いことですよね。
「人形供養」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
全部の神社仏閣ではありませんが、人形などを供養してくれる所が存在します。
もちろん、ぬいぐるみも受け付けてくれます。
「人形を供養するって、どんなことをしてくれるの?」と疑問に思う方も多いと思いますが、神社仏閣などに持ち込まれた人形たちは祈祷してもらってからお焚き上げされます。
「燃やしてしまうなんて可哀想!」と感じるかもしれませんが、私たち人間だって死んだら火葬されますよね?
実はお焚き上げというのは残酷なようで一番の供養なんです。
それも、ただ燃やすだけではなくきちんと祈祷してからお焚き上げしてもらうので、念も残りません。
人も人形も成仏するにはお焚き上げが一番なんですね。
一説によると人は肉体に執着があるので、遺体は焼いてしまうのが望ましいんだそうです。
きっと人形も同じ気持ちなんじゃないでしょうか?
私も数年前に段飾りのひな人形をお焚き上げしていただきましたが、手放した時は淋しい感じがありましたが今はお焚き上げして良かったと思っています。
大人になってからはあまり飾ることもなくなってしまったので、ずっと気がかりだったんです。
人形のお焚き上げを申し込むのは大変!?どこにお願いすればいいの?
私がひな人形をお焚き上げした話をすると「我が家にもいらないけど捨てられない人形がある!」と共感する方々が続々出ました。
「お土産でもらった立派な人形があるけど自分はいらなくて…」
「義両親からいただいたんだけど飾る場所がなくて困ってる」
そんな意見に混じって「実は昔から家にある人形なんだけど、私は怖くて見ることができない」というものもありました。
怖くて見たり触ったりすることはできないけど、逆に捨ててしまうのも怖い…といったところでしょうか。
人形にはそういった不思議な感情が湧くものです。
「捨てるにしても、ちゃんと供養しないと安心できない」と思ってしまうのも当然です。
でも、意外と神社仏閣に人形供養をお願いしようと思うと期間限定だったり、いつもいっぱいで断られてしまうということはありませんか?
また、受け入れてくれる神社仏閣が見つかっても遠方過ぎて行くのが大変だったりします。
郵送で受け付けてくれる所もあるのですが、供養の現場を実際に見られないとなると「ちゃんと祈祷してからお焚き上げしてくれたのかな?」と気になったりしますよね?
今回ご紹介したいのは「みんなのお焚き上げ」というサービスです。
供養したい物を詰めて送るだけでお焚き上げをしてくれる会社なのですが、供養はきちんと神社にて行います。
供養に参加しなくても祈祷は動画で公開されますし、お焚き上げが終わるとメールが届きます。
また希望すれば後日証明書も届けてもらえます。
お焚き上げは毎月実施されているので「人形を送ったものの、いつになったら供養してもらえるのか」という不安もありません。
もちろん、ご自身や故人の思い入れのある神社仏閣に供養をお願いできればそれに越したことはありません。
でも、こういった選択肢が増えることは嬉しいことですね。
人形以外にも捨てられない思い出の品がある!それってお焚き上げできるの?
ここ数年、断捨離がブームになっていることもあり、物を手放す人が増えてきました。
でも、捨てにくい物って少なからずありますよね?
写真やアルバム、年賀状、お気に入りだった服やカバン、故人の遺品。
思い切りの良い人ならバンバン捨ててしまえるし、高価な品物は転売したり人に譲ったりしてしまうかもしれません。
それができない人は悩みに悩んで、また押し入れに戻してしまうわけです。
また、ついついお返しすることを忘れてしまうお札やお守りなどもありませんか?
スピリチュアル好きな方なら開運グッズの処分にも困っているかもしれませんね。
実は「みんなのお焚き上げ」ではそういった思い出の品や、いらないけれど普通には捨てたくない物のお焚き上げもしてくれるんです。
一般的な神社仏閣ではお焚き上げする物は決められていて、場合によってはお断りされることもあります。
「指輪とかアクセサリーは燃えないから無理でしょ」と思うような物も引き受けてくれます。
受け入れる品物を限定しないというのは、ここだけではないでしょうか?
人形に限定すれば神社仏閣の他、葬儀社でも供養してくれる業者があります。
もし、供養料を比較してから決めたいというのであれば、神社仏閣の他に葬儀社を検討してみるのもいいかもしれません。
また、代行業者も探せばたくさん出てきますので、お時間のある人は色々調べてみるといいでしょう。
人によって何を重視するかは違います。
自分の気持ちがきちんと整理できると思えるところを選ぶのが一番です。
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