東京都杉並区高円寺に鎮座する氷川神社。
この氷川神社の中に珍しい神社があるのをご存知でしょうか?
日本唯一と言われる気象神社です!
その名の通り、晴天を祈願する神社なのですが、現在は気象予報士を志望する人が試験の前に合格祈願に訪れることも多いんだそうですよ。
気象予報士は人気の職業ですが、その合格率はなんと5%!!
大変な狭き門なんですね☆
でも、どうして気象神社なるものが誕生したのでしょうか?
その歴史は1944年(昭和19年)に遡ります。
元々は東京都杉並区馬橋地区にあった大日本帝国陸軍の陸軍気象部の構内に造営されたのが気象神社の始まりです。
気象観測員が気象予報の的中を祈願していたと言われています。
当時は天候が戦局に大きく影響したので、気象予報も重大な任務だったんでしょうね。
戦後の神道指令でこの気象神社も撤去されるはずでしたが、なんと調査漏れで残存することができました。
その後、現在の高円寺氷川神社に遷座されることになったという、稀な運命を辿った神社なんですね。
2003年(平成15年)には遷宮55周年記念として、老朽化した社殿が再建されました。
毎年6月1日の気象記念日には例大祭が行われています。
気象予報士を目指す人だけじゃなく、晴天祈願をしたいという人も、日本唯一の気象神社を参拝してみてはいかがでしょうか?
【気象神社へのアクセス】
〒166-0003
東京都杉並区高円寺4-44-19
℡03-3314-4147
JR中央線・総武線 高円寺駅下車徒歩2分
気象神社の御朱印と御朱印帳はこんな感じ!お守りも独特!
気象神社は実は御朱印が可愛い!ということでも有名なんです。
まずは御朱印帳からご紹介しますが、なんというか独特のデザインでこれも日本唯一という感じがしちゃいますね(^^)
とても人気が高いとのことで、もしかすると売切れていることもあるかもしれません☆
御朱印は基本的には氷川神社のものと気象神社のもの、2種類いただけます。
どちらも初穂料は500円で、片方だけいただくことも可能です。
可愛らしい御朱印なので、いつも御朱印を求める人で行列しています。
「書き置きでもいい」という方は、御朱印授与の窓口ではなく社務所の窓口に直接いくといいですよ。
御朱印と一緒にお守りを買い求めることもできるのですが、さすがにお守りも独特なものが多いですね。
晴天祈願に特化した晴守り。
デザインの可愛さから人気の高いてるてる守り。
絵馬だって下駄の形をしてるんですよ♪
子供の頃「明日天気にな~れ!」と靴を飛ばしたことはありませんか?
本来は下駄を飛ばしてお天気占いをするんですよね(^^)
そのお天気占いにあやかって、絵馬をこの形にしたんだそうですよ。
結婚式や受験の日、旅行に出かける日や入学式に運動会…人生には「晴れて欲しい!」という日がありますよね?
そんな晴天祈願をしたり「雨女と言われないようになりたい!」といったお願いもあります。
また、近年は異常気象で竜巻やゲリラ豪雨などの災害も多いことから、祈願に訪れる方も増えていると思いますよ。
気象神社の御朱印は月替わり?天気によっても替わるって本当?
さて気象神社の御朱印ですが、毎月1日にデザインが変わります。
毎月、その月にふさわしいデザインのスタンプを押してくれるので、これは集めたくなってしまう気持ちも分かりますね!
しかも替わるのは毎月1日だけではないんです!
参拝時のお天気によって「晴」「雨」「曇」のスタンプを使い分けてくれるので、後で御朱印を見返した時に「この日は晴れてたな~」とか「雨だったんだよな~」と思い返すことができます。
以前は「雪」のスタンプもあったそうですが、現在は止めているそうです。
もしかして、雪の日に御朱印を求める人が殺到したんでしょうか???
でも、こんなに可愛い御朱印だったら何回でもいただきたくなってしまうかもしれません。
ちなみに、御朱印の授与は氷川神社・気象神社共にお一人様につき各社一つずつとなっています。
もちろん日を改めればまたいただくことはできますが、基本的にお参りに来た人に授与されるものなので、一人一つであるべきものですよね?
転売防止ということもあると思いますが、とにかく人気が高いんです!
ゴールデンウィークなどの連休中は書き置きのみの対応になることもあります。
混雑筆致ですが、とても珍しい神社ですから、折角参拝するなら御朱印もいただきたいものですね(^^)
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