「猫返し神社」って聞いたことありますか?
猫を飼っている人なら、自分の猫が迷い猫になってしまった!という経験が少なからずあるのではないでしょうか?
どんなに探しても見つからない、帰ってこないという時は、藁にもすがる気持ちで神社にお願いに行くこともあるでしょう。
東京都立川市にある阿豆佐味天神社(あずさみてんじんしゃ)も、迷い猫がキッカケで猫返し神社という別名がつくこととなりました。
元々は1629年に砂川の鎮守の神様として創建されました。
御祭神は医薬・健康・知恵の神 少彦名命(すくなひこなのみこと)、文学・芸術の神 天児屋根命(あめのこやねのみこと)のお二柱だそうで、あまり猫とは関連がなさそうですよね。
実はこの地では養蚕が盛んで、阿豆佐味天神社も養蚕農家の方々の信仰を集めていたんだそう。
そして養蚕の天敵といえばネズミです!
ネズミを退治してくれる猫が大切にされるようになったのは、当然の流れです。
阿豆佐味天神社の境内社である蚕影神社(こかげじんじゃ)は猫を守り神としていたんですね~。
でもそれだけでは「猫返し神社」とまではいきません。
大きなキッカケとなったのは、近くに住むジャズピアニストの山下洋輔さんの愛猫が迷い猫となった事件です。
山下さんは蚕影神社に猫が返ってくるよう、祈願したそうです。
と、無事に愛猫が返って来たとのこと!
山下さんがこの体験談を「猫返し神社」というタイトルでエッセイを書いてから、その評判が愛猫家に広がったんだとか。
今では迷い猫だけではなく、愛猫の無事や健康を祈願するために、多くの愛猫家が参拝に訪れているそうですよ♪
猫好きには一度は行ってみたい憧れの神社かもしれません。
【阿豆佐味天神社・立川水天宮へのアクセス】
住所:東京都立川市砂川町4-1-1
JR立川駅北口から、立川バス①番線「三ツ藤・箱根ヶ崎駅」行きに乗車「砂川四番」の停留所で下車。
バスは約12分です。
猫返し神社はお守りも絵馬も猫がモチーフ
猫返し神社の魅力は迷い猫の祈願だけではありません。
境内に佇む「ただいま猫」の石像を撫でることをわすれてはいけません!
つぶらな瞳の猫ちゃんが、あなたに撫でられるのを待っています(^^)
ご利益があるそうなので、是非優しく撫でてあげてくださいね。
境内には可愛らしい隠れキャラがいるので、こちらもお見逃しなく♪
そして、猫返し神社はやっぱりお守りも猫がモチーフ。
こちらは阿豆佐味天神社のお守り。実はお願いに行っていました。神社に向かっているときに、涙が止まらなくてずっと泣いていました。泣いちゃダメだって思っても涙が止まらなくて。ニャコちゃんが見つかったら、ミカのと一緒にお礼に行きます。 pic.twitter.com/Mpl80w0chm
— ミカ (@dieschwalzkatze) 2016年4月4日
迷い猫の無事の帰宅を願う人だけではなく、愛猫が元気で長生きしてほしい!という方も買い求めるんだとか。
猫返し神社は東京都でもちょっと外れにあるので、遠方の方は行きにくいかもしれません。
「遠方の猫好きの友人に」とお守りを買って送ってあげる人もいるんだそうですよ。
こんなに可愛らしいお守りですから、猫を飼っていない人でも欲しくなっちゃいますよね!
そして猫返し神社の絵馬ですが、こちらもやっぱり猫モチーフ!
しかもとっても美人さんな三毛猫が描かれています。
ズラ~っと並ぶと壮観ですね♪
迷い猫祈願の絵馬も多いですが、無事帰宅の報告でお礼参りされている方の絵馬も多いんですよ。
それだけご利益が高いということでしょうか(^^)
猫返し神社の御朱印が普通過ぎて残念!?
猫返し神社と呼ばれるくらいだから、御朱印ももちろん…?と期待された方、ごめんなさい☆
御朱印は阿豆佐味天神社となるので、特に猫の絵が入るとか、朱印が入るとかじゃないんです。
私も思いっきり猫を期待していたので、この御朱印を見た時は普通でちょっと驚きました^^;
でも、せっかく参拝したなら御朱印はいただいておきたいですね!
御朱印やお守りは社務所でいただけますが、いただけ時間帯は日によって異なります。
基本的には午前は10時~12時まで。
午後は13時~15時30分までと、少々制限があります。
神社の都合により時間が変更になることもあるようです。
また、お休みの日もあるとのことですから、確実に御朱印やお守りをいただきたい!という方は、事前にご確認の上、お出かけくださいね。
猫ちゃんが健康で迷子にならないことが一番ですが、もし何かあったらこの神社にお参りしてみてください。
何もなくても猫好きの方なら、きっとほっこりした幸せな気持ちになれる場所だと思いますよ♪
ただ「猫返し神社」だからといって、境内はペット同伴OKではありませんので、くれぐれもご注意を☆
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